活動報告
第59回通常総会 「全国港湾の連携をさらに強化へ」
日本港湾振興団体連合会、第59回通常総会を釧路市で開催
日本港湾振興団体連合会は、2025年10月2日(木)14:00に、北海道釧路市のアクア・ベールくしろにて、第59回通常総会を開催いたしました。
本会は、各港湾振興協会をはじめとする港湾関係団体の横の連携を密にし、各港湾の振興に寄与することを目的としており、今回の総会では、2024年度の活動実績の総括と承認、そして2025年度の新たな活動方針が決定されました。
2024年度:強力な推進力で港湾振興に貢献
2024年度(2024年6月1日〜2025年5月31日)は、港湾の民主的運動を強力に推進するため、様々な活動を展開しました。
1. 予算確保と全国大会の成功
• 予算獲得運動:本会は、(公社)日本港湾協会、全国港湾知事協議会、全国市長会港湾都市協議会、港湾海岸防災協議会などの港湾関係諸団体と連携し、令和7年度港湾関係予算の確保と港湾関係事業の一層の推進を図る活動を実施しました。
• 「経済と暮らしを支える港づくり全国大会」開催:2024年11月28日に東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京にて、港湾関係5団体が主催する全国大会を開催しました。港湾所在都市の首長ら約1200名が参加し、「港湾の整備・振興に関する提言」が満場一致で決定され、港湾の重要性を広くアピールしました。
2. 情報発信と広報活動
• 広報活動:「21世紀みなとづくり推進実行委員会」に参画し、国民への広報活動を実施しました。全国の小学生のための港湾学習教材の提供、マスメディアや有識者を活用した広報活動などにより、港の役割や港湾整備・振興の必要性への理解促進に努めました。
• 機関誌及び情報配信:機関誌「ポート・プロモーション」を発行し、会員等に配布しました。同号では、エネルギー港湾として発展してきた能代港が特集されました。また、国・地方公共団体の各種施策や参考事例をまとめたメールマガジン「港湾振興便り」を、第205号から第216号まで継続して配信しました。
• 助成制度の実施:地域での港湾振興に関連した事業を支援する助成制度を実施し、令和6年10月25日には三河港振興会が愛知県豊橋市で開催した「三河港ポートセミナー」などが支援されました。
3. 決算報告と監査
2024年度の収支決算(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)が報告されました。総会に先立ち、2025年8月19日には監事による監査を受け、決算が「適法かつ正確である」ことが確認されています。
• 収入総額:6,866,637円(予算額 7,180,000円)
• 支出総額:7,166,301円(予算額 7,180,000円)
• 次年度繰越額:8,199,662円
2025年度:デジタル発信と組織強化を推進
総会では、2025年度(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)の事業計画および収支予算案(議案第2号)が承認されました。
1. 主要な活動計画(2025年度)
2025年度は、効率的な港湾振興活動を全国的に進めるため、以下の活動に取り組みます。
• 組織強化:連合会会員のネットワークの強化、新規会員の勧誘など。
• 整備・振興活動:(公社)日本港湾協会等の港湾関係諸団体と連携し、港湾の整備促進、振興推進に関わる活動を幅広く実施。
• 情報発信の強化:港湾振興に関する幅広い情報を収集・整理し会員に配布するほか、当連合会の活動について対外的に発信する目的で、新たにホームページを開設します。
• 調査研究:港湾振興のあり方などを調査研究する活動や、国・港湾管理者等からの委託調査・研究も引き続き実施します。
2. 役員人事(議案第3号)と次期開催地(議案第4号)
• 役員改選:任期満了に伴う改選が行われ、会長には中原八一氏(一般社団法人新潟港振興協会会長)が再任されました。副会長には、新たに小川謙氏(四日市港振興会会長)と中野弘道氏(大井川港振興会会長)が就任しました。
• 次期総会:第60回通常総会(2026年度)は、香川県高松市において開催することが決定いたしました。
(本総会で審議された議案は、すべて承認を得ました)
釧路総会写真集
- 理事会での中原会長挨拶
- 総会会場
- 司会者 三ツ輪運輸㈱ 赤間氏
- 総会での中原会長挨拶
- 釧路港湾振興会 栗林会長挨拶
- 来賓挨拶 森橋技術参事官
- 大脇理事長
- 講演会 小磯修二氏
- 講演会 石川孝織氏
- 交流会 中原会長挨拶
- 交流会会場
- 衆議院議員 篠田奈保子氏挨拶
- 北海道開発局 港湾空港部長 佐々木純氏
- 乾杯 釧路市長 鶴間秀典氏
- アトラクション 北海道くしろ蝦夷太鼓保存会
- 大漁祈願太鼓・みなひとあそび


















